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動画配信3600本以上、メディア出演多数 酷暑の日本で家庭のエアコンを守る!
(一社)日本エアコンクリーニング協会 代表理事 清水則好氏

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ハレ街メディアでは、未来のハレを創り出す挑戦者たちの物語を発信しています。今回は、エアコンクリーニング事業社向けの研修や動画配信を手掛ける一般社団法人日本エアコンクリーニング協会(東京都北区)、代表理事の清水則好(しみず・のりよし)氏に取材を実施。ガス会社からエアコンクリーニング業界に参入された経緯、協会設立の背景や事業への思い、社長が考える「ハレノヒ」についてお話を伺いました

(聞き手:ハレノヒハレ 大塚辰徳 編集:ライフメディア 岸のぞみ)

動画3600本以上、実機400台以上で技術力向上に寄与

まずは協会の事業内容について改めて簡単にお聞かせください。

清水則好氏(以下、清水氏):エアコンクリーニング事業社の知識と技能向上を目的として、実践重視の研修制度やコンテンツの提供を行っています。

 具体的には業界初のエアコンクリーニング専門スクールを全国5拠点で開講しており、エアコンクリーニング士という資格検定制度も創設。複雑で難しいとされている「お掃除機能付きエアコン」の分解方法については教室だけでなく、動画コンテンツでも解説しています。

協会の強みや特徴についても改めてお聞かせください。

清水氏:動画コンテンツは3600本以上配信しており、アプリやホームぺージから視聴することができます。また、全教室合わせて400台以上の実機を用意し、実践的な研修制度を整えています。北は北海道稚内市から南は沖縄県石垣島、海外ではオーストラリアまで、現在1480名の協会会員を抱える点も大きな強みです。

SEO対策なしで集客 3年で売上2000万円を達成

もともとガス会社を経営されていた清水代表。エアコンクリーニングの世界に参入されたきっかけについてお聞かせください。

清水氏:もともとガスを扱う住宅設備会社・清水ガス産業を経営していましたが、14~15年前からオール電化や都市ガスが普及してきたことで経営が厳しくなっていきました。新規事業として何か住宅設備関連のサービスができないかと考え、独立開業向け情報誌「アントレ」を読んだことを機に、2012年、NPO法人日本ハウスクリーニング協会が主催していた「ハウスクリーニングのプロフェッショナルコース」を受講することに決めました。

 プロフェッショナルコースは7日間のコースで、お風呂やレンジフードの清掃方法、洗剤の扱い方といったさまざまな講義がある中、エアコンに関する研修も充実していました。この頃はエアコンクリーニングの黎明期。新しく販売されるようになっていた「お掃除機能付きエアコン」は仕組みが複雑で、清掃が難しいことが知られるようになっていました。エアコンクリーニングの需要とともに新規参入業者も増加する中、行き当たりばったりの清掃作業が横行している状況が問題視されていたのです。

 講習を終え、「ハッピーおそうじサービス」という屋号でハウスクリーニング事業を開始したのが14年ほど前のこと。藤村正宏さんというマーケターの方の本を読んだり、「A4」1枚アンケート手法で知られる岡本達彦氏のセミナーに行ったりするなどしてマーケティングを学びながら、顧客のペルソナを細かく設定し、ホームぺージも開設しました。

 ペルソナは、埼玉県浦和市在住の39歳の女性と設定し、「高橋美穂さん」という名前も決めました。お客様の声を顔出しで40名ほど掲載したことで評判となり、3年で年間売上2000万円を達成。13年間、広告出稿やSEO対策なしで集客し、月間最高売上250万円を達成しました。

一般社団法人日本エアコンクリーニング協会は2017年に設立され、2027年には設立10周年を迎えます。設立の経緯についてもお聞かせください

清水氏:厚生労働省からハローワークが手掛ける短期特別訓練校の講師を担当してほしいという依頼を受け、日本ハウスクリーニング協会の優良企業として埼玉校の講師に就任し、50日間の特別訓練校のプログラムを組みました。

 結局5日前に生徒からドタキャンされてしまったためこのプログラムが実現することがなく残念でしたが、ちょうどこの頃は、日本エアコンクリーニング協会設立に向けた動きが活発になっていた時期でもありました。

 実は、日本ハウスクリーニング協会の理事長である金子晴雄氏と神奈川校の講師で現・校長の梅中誠(うめなか・まこと)氏が近年のエアコンクリーニング需要の急激な高まりを受け、「エアコンに特化した専門組織が必要である」という話を進めていたのです。発起人の2人に加えて、私も参加することになっていましたが、さまざまな事情が相まって、最終的には私が代表として日本エアコンクリーニング協会を設立することとなりました。設立は2017年11月9日、いいクリーニングの日に定め、3名の理事と50社ほどの会員社で日本エアコンクリーニング協会は始まりました。

設立から現在までの間のご苦労についてもお聞かせください。

清水氏:まずは会員の集客をどうするかということ。続いて2018年4月からスクールも開講しましたが、研修で使うエアコンは定期的に壊れるため買い替えも必要で、新しいエアコンを購入すると固定資産税もかかります。研修センターでエアコンを設置するためにはエアコンの架台を作るために材木を切ったり加工したりする必要もあり、それにも一苦労。月額8000円の会費の中でやりくりすることも難しく、会員の方が増えるに伴い、教室だけで技術のフォローをすることも難しくなっていきました。

 当時まだ研修センターが埼玉の浦和にしかなく、沖縄県宮古島の企業が会員になったことで、エアコンの分解方法がわかる動画コンテンツも必要になっていきました。動画も作ったことがなかったため、動画制作会社と協力しながら見様見真似で作り、2018年末には動画配信をスタートしていきました。データが重いのか、すぐに動画が止まってしまうのでさくらのレンタルサーバーを10個ほどレンタルしたり、スマートフォンとPCの双方で視聴できるよう環境を整えたりと、何かと苦労は尽きませんでした。

そのような辛い時期をどのように乗り越えられてきたのでしょうか。

清水氏:「やるしかない」という使命感でしょうね(笑)。もともと私のビジネスはガスの設備会社からスタートしているので、深夜11時でも「ガスくさい」と言われたら飛んでいくのが当たり前でした。金策も動画制作も教室運営も「もともと大変だろう」とわかっていたので、ただ「やるしかない」という使命のもと、乗り越えました。

その後、運営が安定してくると、お掃除のプロとして、NHKやテレビ東京、TBS「あさチャン!」など、メディアにも多数出演するようになりました。

地方に1つ教室をつくり、生活者のインフラを支える

今日(取材日)は珍しく晴れ間がのぞきました。今日の空を人生に例えるとどのようなものになりますか?

清水氏:自分が決めた目標値を達成できたときの気持ちに似ています。毎年12月に1年の数値を締め、来年度の目標人数や目標売上を決めていきますが、達成率は7割ほど。さまざまな市況に左右され達成できないこともあるため、達成できた年の清々しい気持ちに似ています。

そんな清水代表にとって、これまでで一番の「ハレの日」はどのような日でしたか?

清水氏:特に印象に残っているのは会員数が120名を突破したときと940名を突破したときですね。新規会員は増えても退会する方も一定数いるため純増にならず、なかなかその壁を乗り越えることができませんでした。この2つの壁を越えられたのは、満点のハレの日といえると思います。

未来の晴れを実現するために最も大切にしていることは何ですか。

清水氏:圧倒的な行動力、実行力、そしてバランス力ですね。協会の立ち上げ時は「とにかく自分が動かなければ」と行動・実行していました。一方、古典を学ぶのが好きな私は、中村天風(なかむら・てんぷう)さんや無能唱元(むのう・しょうげん)さんらの思想を書籍で学ぶ中で「次の勝ちのためには攻めるだけでなく、時には引くことも大切」であることを学んでいたので、バランス感覚も大切にしながら運営してきました。

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

清水氏:全国的に会員数を増やしていくためにも、各地方に1つずつ教室を作っていきたいと考えています。現在の5教室に加えて、北海道、北陸、東海、四国、中国、東海、沖縄にも教室を作り、生活者の方々のライフラインを守るべく、インフラ整備をしていけたらと思っています。

ありがとうございました!

取材を終えて 撮影小話

大塚:金子理事長が日本ハウスクリーニング協会の金子理事長のご紹介で、半年ほど前から日本エアコンクリーニング協会の賠償保険や事故情報の提供、会員向け福利厚生のご案内などをさせていただいています。

清水氏:大塚さんはレスポンスが早くて仕事が早いので助かります。今日も朝6時半に連絡をしたのですがすぐに返信をいただき助かりました。これからも会員の保険や福利厚生等を充実させていきたいので、いろいろとご相談に乗っていただけたらうれしく思います。

大塚:お力になれるよう、がんばります!